天神山 龍光院は、不動明王様を中心に制多迦童子（せいたかどうじ）と矜羯羅童子（こんがらどうじ）を本尊として加持祈祷の密教寺院でございます。
大日如来様並び聖観音菩薩様・八大竜王様や茶枳尼天様もお祀りしております。

・大宇宙の中心に立つ大日如来様はありとあらゆる存在を包容する如来です。過去・現在・未来にわたり存在し、胎蔵界曼荼羅や金剛界曼荼羅の中心に位置しておられます。また、神秘主義にして、大日如来様を祈る凡夫のすべての迷いを取り除き、悟りの世界に衆生を引き込みます。密教に於いては、まさに諸仏諸神の中心であり、ありとあらゆる智慧によって人々を救って頂きます。
天神山龍光院の大日如来様です。

・不動明王様は、大日大聖不動明王様と言われ、まさに大日如来様の化身であります。また、五大明王の中心でもある不動明王様は、密教の特有の明王に成ります。すべての悪霊や迷いを追い祓い、すべての悪霊を降伏します。不動明王様を信仰し祈る衆生を悪霊や煩悩を取り除き、願いを成就させる威力があります。すべてのお姿には、十界一如（十の世界が一つある）を表現されておられます。すべての事柄を強制的に改善して行きます。天神山龍光院の不動明王様です。

・不動明王様の脇仏に当たる制多迦童子（せいたかどうじ）は、不動明王様の従者にして、すべての意義を補佐をする童子です。右の手には金剛棒を持ち、左の手には三鈷杵をもって、仏法に従わない者を叩き従わせる、つまり正しい道に強制的従わせる意識を備え持つ事を表現しているのです。不動明王様を信仰されるすべての人々の願いを不動明王様と共に成就へと導きます。
天神山龍光院の制多迦童子です。

・不動明王様の脇仏に当たる矜羯羅童子(こんがらどうじ)は、不動明王様の従者にしてすべての意義を補佐をする童子です。両手にて合掌を行い、親指と人差し指の間に独鈷杵をもって、すべての災い事やすべての煩悩（迷いや苦しみ）を打ち砕く為に不動明王様と共に見守ります。不動明王様を信仰されるすべての人々の願いを不動明王様と共に成就へと導きます。
天神山龍光院の矜羯羅童子です。