■ 峰入と修行
【入峰修行】
「入峰修行」とは、一般的には山岳信仰における修行の一種で、山岳の中でも特に高峰に登り、その頂上で修行を行うことを指します。
入峰修行には、山岳信仰に基づく様々な宗派や修行法が存在します。山伏と呼ばれる修験者が修行の一環として入峰修行を行うことがあります。山伏は、山岳信仰の中でも最も厳しい修行を行うことで知られており、その中でも特に高峰に登り、厳しい自然環境の中で数日間にわたって修行を行います。
一方で、入峰修行は単なる登山ではなく、神仏との縁を深め、心身の浄化を目的として行われるものです。そのため、登山中には、祈祷や瞑想などを行うことがあります。
ただし、入峰修行は非常に危険な事もあり、適切な装備や経験、技術が必要です。また、入峰修行を行う際には、山の自然環境に対する敬意や、登山に関するマナーやルールを守ることが非常に重要です。入峰修行を行う場合には、安全に留意しながら、十分に準備をして臨むようにしましょう。
◆とそう行コース
・とそう修行
「とそう修行」とは、日本の仏教において、僧侶や修行者が行う一種の苦行であり、極度の苦痛を耐えながら修行することを指します。
とそう修行は、主に「水とそう」「木とそう」「土とそう」「火とそう」など、四大のうちの一つを主体にした苦行を行います。例えば、「水とそう」では、水に浸かって身体を鍛え、また、身体が冷えることによって心身を浄化するとされています。「木とそう」では、木にしがみついて身体を鍛え、自己制御や苦痛に耐える力を養います。「土とそう」では、土中に潜り込んで身体を鍛え、地に対する感謝や自己の根源に立ち戻ることを目的とします。「火とそう」では、火の前に座って火炙りを行い、苦痛に耐えることで心身を鍛えるとされています。
とそう修行は、身体的な苦痛を通じて、自己制御や自己超越の力を養い、精神的な浄化を促すとされています。また、自己を律することで、他者や社会に貢献するための心を育むこともできます。
とそう修行は、古くから山岳信仰や修験道において行われてきましたが、現代の社会においては、危険な行為として扱われることが多く、専門家の指導や適切な安全対策を行うことが必要です。
・床堅の修法
「床堅修法」とは、修験密教や仏教における修法の一つで、座禅や瞑想などを通じて心身を鍛え、霊的な力を高めることを目的とした修行法のことを指します。
「床堅」とは、床に膝を付けたまま長時間静かに座ることを意味し、この修法では、床に膝をついて座禅を行うことが中心的な修行方法となります。床堅修法は、身体的な苦痛に耐えることで心身を鍛え、苦しみや欲望から解放されることを目的としています。
床堅修法を行う際には、正しい姿勢と呼吸法が非常に重要であり、適切な指導や指南が必要です。また、床堅修法は過度な苦痛やストレスを引き起こす場合があるため、体調や精神的な健康状態を考慮した上で行うことが必要です。
床堅修法は修験道に限らず、仏教や禅宗、道教などの修行法にも見られます。しかし、それぞれの宗派や教義に応じて異なる修行方法があるため、具体的な内容や効果については、宗派や修行法によって異なる場合があります。
・水断の修法
「水断修行」とは、修験密教や仏教における修行法の一つで、水を断って身心を鍛える修行法のことを指します。
水断修行は、一定期間、食事を取ることはできるが水分を取らないという厳しい制限を課して行われます。水分を摂取しないことで、身体の浄化や鍛錬を図り、また、自己克服や自己制御の精神的な鍛錬も含まれます。
水断修行は非常に過酷であり、適切な指導や指導者の監督下で行われることが必要です。また、身体的な負荷が大きいため、健康状態や年齢、体力などに応じて、適切な期間や方法で行われることが重要です。
水断修行は、修験道や山岳信仰に限らず、様々な宗教や修行法に見られます。ただし、それぞれの宗派や教義に応じて、具体的な内容や期間、方法、目的などに違いがあります。また、水断修行を行う場合には、過度な負荷や健康リスクを避けるため、必ず専門家や指導者の指導を受けた上で行うようにしましょう。
・穀断の修法
「穀断修行」とは、修験密教や仏教における修行法の一つで、食物を制限することによって身心を鍛える修行法のことを指します。
穀断修行では、一定期間、食事を制限することで、身体の浄化や鍛錬、そして自己克服や自己制御の精神的な鍛錬を図ります。具体的には、肉や魚、乳製品などの動物性食品、あるいは穀物類を含む食品を制限することが一般的です。また、一日一食、あるいは断食を行う場合もあります。
穀断修行は、身体的・精神的な負担が大きいため、適切な指導や監督の下で行われることが必要です。また、身体的な健康状態や年齢、体力などに応じて、適切な期間や方法で行われることが重要です。食事制限によって栄養バランスが崩れたり、健康リスクが生じる場合もあるため、専門家の指導を受けた上で行うようにしましょう。
穀断修行は、仏教や修験道に限らず、ヨガやヒンドゥー教などの宗教や、ダイエットや健康増進などの目的で行われる場合もあります。ただし、それぞれの宗派や教義に応じて、具体的な内容や期間、方法、目的などに違いがあります。
・不眠不動の修法
「不眠不動修行」とは、修験密教や仏教における修行法の一つで、一定期間、寝ずに坐禅などの修行を続けることによって、身心を鍛える修行法のことを指します。
不眠不動修行では、寝ることを制限することによって、身体の浄化や鍛錬、そして自己克服や自己制御の精神的な鍛錬を図ります。一般的には、数日間から数十日間にわたって、坐禅や呪詞唱えなどを続けることが多いです。また、眠りが浅くてもよい場合もあります。
不眠不動修行は、身体的・精神的な負荷が大きいため、適切な指導や監督の下で行われることが必要です。また、身体的な健康状態や年齢、体力などに応じて、適切な期間や方法で行われることが重要です。不眠や過度の疲労が原因で、健康リスクが生じる場合もあるため、専門家の指導を受けた上で行うようにしましょう。
不眠不動修行は、仏教や修験道に限らず、ヨガやヒンドゥー教などの宗教や、ストレス解消や精神的な鍛錬などの目的で行われる場合もあります。ただし、それぞれの宗派や教義に応じて、具体的な内容や期間、方法、目的などに違いがあります。
・修験問答
「修験問答」とは、修験道の一種である真言密教において行われる修行方法の一つで、修行者同士が問答形式で真言や仏教の教義を唱え合い、相手を超越することで修行を行うものです。
修験問答は、古くから修験道において行われてきた修行方法であり、修行者同士が二人一組となって問答を行います。問答は、先に決められた真言や教義を覚え、それを相手に唱えていくことで行われます。相手の返答が正解であれば、次の問題に進むことができます。正解でなければ、同じ問題を繰り返し行います。問題の難易度は、修行者の実力に応じて段階的に上がっていきます。
修験問答は、知識だけでなく、真実を見抜く力、自己の限界を超える力、相手を尊重し自己を律する力など、さまざまな力を鍛えることができます。また、修験道の本義である「生死一如」や「自他共に利益の境地」を体現することもできます。
修験問答は、真言密教のみならず、禅宗や曹洞宗、天台宗などの仏教の宗派でも行われることがあります。
・自己を見つめなおす・無我の境地
・魂を整える・魂を清浄にする
◆滝・水行コース
・護身の修法
・入滝の修法
・九字の修法
・入滝の真言
・入滝の読経
・入滝の意義)
・自己の魂を整える。
・魂を清浄にする罪障を消滅させかたの指導をします。
◆法 螺コース
・法螺の修法
・説法の法螺
・駆相の法螺
・宿入の法螺
・宿出の法螺
・寒行の法螺
・悪霊を退散させる。
・魂を清浄にする罪障を消滅させかたの指導をします。
◆喩 伽コース
瞑想⇒日輪観修法
・月輪観修法
「月輪観瞑想」とは、仏教において修行される瞑想の一つであり、主に禅宗や真言宗で行われています。
月輪観瞑想では、まず正座して、目をつむって呼吸に意識を向けます。次に、想像力を働かせ、頭上に月が浮かんでいると思い込みます。その月から光が降り注ぎ、身体の中を浄化すると想像します。また、月が身体に入り込んで心身を浄化するとも想像します。
月輪観瞑想は、月の象徴する清浄なる存在に向かって心を開くことによって、内面の浄化を促すとされています。また、瞑想によって深い静寂の状態に入ることで、心を落ち着かせ、自己認識を深めることもできます。
月輪観瞑想は、仏教における瞑想法の中でも基本的なものの一つであり、初心者にも取り組みやすいものです。しかし、精神的な問題を抱える人が一人で行う場合には、専門家の指導やアドバイスを受けることが望ましいです。
・ア字観修法
「ア字観瞑想」とは、禅宗や真言宗などの仏教において修行される瞑想の一つです。
梵字のア字観瞑想は、まず正座して、背筋を伸ばし、目をつむって呼吸に意識を集中します。次に、舌を上あごにつけ、口を閉じて歯を噛みしめ、唇を合わせます。そして、呼吸を深めながら、イメージ通りに「ア」という形状をイメージします。
この「ア」は、文字通りに口を閉じて唇を合わせた状態で、上下に長方形を描いた形をしています。この形状に集中することで、心を集中させ、呼吸を整えることができます。また、この状態で意識を絞り込むことで、内面にある本来の自己と向き合い、自己認識を深めることができます。
ア字観瞑想は、呼吸法によって気を整え、心を安定させることができる点が特徴です。また、簡単な形状をイメージすることで、初心者にも取り組みやすいものです。しかし、精神的な問題を抱える人が一人で行う場合には、専門家の指導やアドバイスを受けることが望ましいです。
・五相成身観
「五相成身観」とは、仏教における瞑想法の一つで、真言宗や禅宗などで修行されています。
五相成身観の基本的な方法は以下の通りです。
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まず正座して、背筋を伸ばし、目をつむり、呼吸に意識を集中します。
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次に、自分自身が五つの要素(地・水・火・風・空)から成っていることをイメージします。それぞれの要素をイメージする際には、その要素に対応する色や質感などを想像します。
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次に、五つの要素が相互に作用して、自分自身が五つの色で輝いているようなイメージを持ちます。その色彩や輝きが身体全体を包み込んでいると想像します。
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その後、五つの色が次第に消えていき、最終的には真っ白な光に包まれた自分自身が浮かんでいるとイメージします。
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最後に、自分自身が真っ白な光で満たされている状態を維持しながら、呼吸に意識を戻して瞑想を終えます。
五相成身観は、身体や心を浄化し、内面の潜在能力を引き出すことを目的としています。五つの要素をイメージすることで、身体の物質的な面と深い繋がりを感じることができ、自然の中に存在することの意味や自分自身の存在意義について考えることができます。また、真っ白な光に包まれた状態では、自己認識が深められ、心身が浄化されるとされています。
・五字護身観
「五字護身観」とは、密教における瞑想法の一つで、身体や心を護るための修行法です。
五字護身観の基本的な方法は以下の通りです。
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まず正座して、背筋を伸ばし、目をつむり、呼吸に意識を集中します。
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次に、自分自身が、梵字の「ア」「ビ」「ラ」「ウン」「ケン」て構成された五字の縁起をイメージします。それぞれの音に対応する色や質感などを想像します。
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次に、五つの音が身体の五つの部位(頭部・胸部・腹部・脚部・足部)に入り、身体を包み込んでいくようなイメージを持ちます。その際、身体の五つの部位を意識的にリラックスさせます。
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五つの音が身体を包み込むと同時に、身体とともに五つの音が浄化され、自分自身が清浄であるようなイメージを持ちます。
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最後に、五つの音が身体を護り、身体や心を浄化し、健康や平安をもたらすようなイメージを持ちながら、呼吸に意識を戻して瞑想を終えます。
五字護身観は、身体や心を浄化し、健康や平安をもたらすことを目的としています。五つの音が身体の五つの部位に入り、身体を包み込むことで、身体の各部位に意識を向け、リラックスさせることができます。また、五つの音が身体を護ることで、身体や心が浄化され、健康や平安をもたらすとされています。
・心が落ち着き魂が整ってきます。
五感が鋭くなります。神通力を身につけよう!
修験総本庁
伝授と講話
【 入峰修行 】
【入峰修行】
◆とそう行コース
「とそう修行」とは、仏教の修行法の一つで、自分自身を律し、身を精進し、仏道に励むことを意味します。具体的には、食事、睡眠、行動、言葉などについて、自己制限を課し、禁欲的な生活を送ることで、心身の浄化を図る修行方法です。
「とそう」とは、梵語の「तपस्(tapas)」に由来し、厳しい修行をすることを意味します。とくに、自分の欲望や煩悩を克服するために行われる修行とされています。
とそう修行は、古代インドのブラフマン教やヨーガ教に起源を持ち、後に仏教にも取り入れられました。仏教では、釈迦が悟りを得るまでの修行の過程で、とそう修行を行ったとされています。また、日本の修験道や禅宗などでも、とそう修行が行われてきました。
具体的なとそう修行の方法としては、次のようなものがあります。
・断食や食事制限 ・睡眠制限 ・瞑想や黙想 ・寒暑苦行(山中での修行など) ・礼拝や読経 ・経行(経文を唱えながら歩く) ・仏像彫刻などの手仕事
とそう修行は、自己の欲望を克服し、内面的な成長を促す修行法です。ただし、過度な厳しさや偏りがある場合には、身体や心に負担がかかることもあります。そのため、安全かつ健康的な方法で行うことが重要です。
滝修行は、修験道や霊場巡りなどで行われる、自然の中での修行の一つです。滝の水を浴びたり、打たれたりすることで、心身ともに浄化され、清められるとされています。
滝修行は、古くから行われており、修験道や山伏などが行う場合が多いです。修験道では、山中の滝や沢で修行を行い、厳しい自然環境の中で自己の意識を高め、精神的な成長を促すことが目的とされています。また、霊場巡りの信仰者たちも、巡礼の途中で滝を目指し、水の清浄な力を求めることがあります。
滝修行では、まず滝の近くまで行き、滝に向かって座禅などの瞑想を行います。その後、滝の水に入り、水しぶきや水流に打たれながら、自己の心身を浄化するとされています。一般的には、寒い水に入ることが多いため、肉体的にもかなり厳しい修行となります。
滝修行には、心身の浄化や健康増進、自己の意識の高揚などの効果が期待されます。ただし、滝の水流が急であったり、水深が深い場合は、事故や溺死の危険があるため、専門家の指導や安全対策が必要です。
法螺(ほら)修行とは、修験道において行われる、自然の音や法螺の音を聞きながら瞑想する修行のことです。
法螺は、螺貝の一種であり、海や川などに生息する巻き貝の一種です。修験道では、法螺を吹いて信仰心を高めることが行われており、法螺の音は、響き渡る自然の中で深い精神性を持つとされています。
法螺修行は、法螺の音を聞きながら座禅を行うことで、心身ともに浄化されるとされています。特に、自然の中で行われる場合は、鳥のさえずりや風の音なども加わり、自己の意識を高めることができます。
法螺修行は、座禅や呼吸法などの瞑想を行うことで、心身の健康や集中力の向上などの効果が期待されます。また、自然と調和した修行のため、ストレス解消や癒しにもなるとされています。
一般的には、修験道の修行者が行うことが多く、自然の中で行うためには、安全面にも十分に注意する必要があります。また、法螺の音を出すことができる螺貝を用意する必要があるため、専門家の指導が必要とされる場合があります。
喩伽(ゆうが)修行とは、修験道や密教などで行われる、物語や譬え話を用いた修行のことです。
喩伽とは、仏教の経典や説話に登場する物語や寓話のことで、心を開いたり教訓を得たりするために使われます。修験道や密教においても、喩伽を通じて、深い教えを伝えたり、自己を開発する修行を行うことがあります。
喩伽修行では、先人たちが残した物語や譬え話を聞き、それを自分自身の経験や状況に置き換えながら、心を深める修行を行います。また、喩伽に登場する人物や動物をイメージして、自己の精神状態を観察したり、自己の弱点を克服するためにも用いられます。
喩伽修行には、深い教えを理解することができるため、自己成長につながる効果が期待されます。また、自己の想像力や創造力を高めることで、自己の内面を深めることができるとされています。
喩伽修行は、修験道や密教などで行われるため、専門的な指導を受けることが望ましいです。また、自己の解釈や捉え方によって、修行の内容や効果が変わるため、自己の解釈力を高めることも大切です。
内護摩・天蓋護摩修法
【 灌 頂 】
◆灌 頂 コース
・結縁灌頂の修法
・受明灌頂の修法
・金胎両部伝法灌頂の修法
・血脈灌頂の修法
・三種灌頂の修法
・印法灌頂の修法
・事業灌頂の修法
・以心灌頂の修法
・入峰灌頂の修法
・金剛界曼荼羅修法
・胎蔵曼荼羅修法
・一尊曼荼羅灌頂
等、 他にも伝授項目があります。
修験密教の修法を、基礎知識(基本)から 正しく明確に理解し実践していただいています。
それぞれの秘密修法は、簡単な事から複雑な事もありますが、初心者の方からプロの方まで
どなたにもなるべく、出来るだけ、解り易く、ご指導させて頂いてます。
気軽に御参加くださるようよろしくお願い申し上げさす。
宗旨・宗派・年齢・性別を問わず誰でもが参加できます。
お滝の修行・心身を清める
鳴動護摩祈願
ダギニ天秘法
・神変不思議の秘法伝授
護摩修法
・初心者からプロまで
お滝の修行
・心身共に清める
採灯護摩・火渡り修法
採灯護摩・結界修法